借金癖が治らなかった
主人の親戚の話です。美容師の資格を持っていて、きちんと働けば、そこそこ生活が出来るのに、働きません。
子供がいるので、奥さんが働いているものの、生活は大変そうでした。
悪徳金融業者からお金を借り、電話で脅され、子どもの身の危険も感じ、見兼ねたその人の両親が出資して、美容室を自宅に作り、一生懸命働く約束をしました。
借金も払ってもらい、心を入れ替える約束をしました。
けれども、仕事はつづきませんでした。
お金がないのに、競馬やパチンコをしていました。
そんなお金がどこにあるのかと思っていたら、友人に、借りて周っていたのです。
1~2万円づつ少額ですが、たくさんの友人から借金をしていました。
また、悪徳金融業者に手をだされては大変と、その人の両親は、借金を聞く度に返済の肩代わりしていました。
お兄さんは、銀行に勤め、とても優秀でした。
弟が両親を困らせていることを知り、まとめたお金を渡し、今後の生活をきちんとしていくよう言って聞かせたようですが、それもだめでした。
話を聞く態度に誠意を感じるから、みんな援助してしまうようですが、私からしたらどうしてお金を出してあげる気になるのか分かりません。
彼は両親から勘当された
奥さんに愛想を尽かされ出て行かれ、一人になってもお金を貸してくれる人を探す暮らしをしていました。
ご両親はとうとう彼を勘当して、家から追い出しました。
けれども悲劇は続き、どこかで借りたお金の請求がご両親の所へ来るようになったのです。
定年でゆっくり過ごせるお年なのにその借金のために、お父さんは75歳を超えていながら工事現場の警備の仕事をしていました。
息子のために作った美容室は貸店舗としていましたが、生活は大変そうでした。
今だ、お金を貸した友人から居場所の問い合わせも来ますがどこに居るのか分かりません。